日時 | 2017/08/27 (日) 12:00 - 18:00 JST |
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会場 | 国立情報学研究所 20階ミーティングルーム(2010/2009室) |
参加費 | 無料(終了後の懇親会は実費のご負担をお願いします) |
主催 | INTER-Mediator Directive Committee |
今年の《大》勉強会もパワーアップ版!
- 京都造形芸術大学 - 太木准教授によるWebシステムのデザイン性を高める方法
- 初心者を対象にしたデモンストレーション
- INTER-Mediatorのムービーチュートリアル
- FileMaker Serverとの連携
- モバイル重視のデザイン
- IoTを利用した活用事例
業務に本格活用できるINTER-Mediatorのフレームワークを集中的に学ぶイベントを開催します。例年通り、広くて設備が充実した会場を利用します。INTER-Mediatorのデフォルトのテンプレートを開発された京都造形芸術大学太木准教授による、デザインの専門家ではない方々向けに、よりデザイン性を高めたシステムを作るための方法についての講演があります。また、INTER-Mediatorをこれから使ってみようという方々に向けて、最初の一歩やFileMaker Serverとの連携利用、サンプルプログラムの見どころなどを紹介します。さらに、モバイル向けのデザインや、IoTでのデータ処理を実際に行なっているシステムの紹介も行います。イベント後には懇親会(有料:1,500円)も予定しています。
イベント概要
時刻 | 行事 |
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11:30 | 開場 |
12:00 |
飯島基文(飯島興産株式会社) |
13:00 | ゲスト講演デザインを重要視したWebシステム開発
太木裕子(京都造形芸術大学芸術学部キャラクターデザイン学科准教授) |
14:00 | サンプルファイルをみんなで触ってみよう ビデオ
今泉みゆき(フリーランス) |
15:00 | CSSフレームワークを利用して見栄えの良い画面レイアウトを作成 ビデオ
鈴木健太郎(株式会社エミック) |
16:00 |
松尾篤(株式会社エミック) |
17:00 |
林伸夫 |
18:15 | 懇親会(有料:1,500円) |
講演内容
ゲスト講演デザインを重要視したWebシステム開発(13:00-13:50)
太木裕子(京都造形芸術大学芸術学部キャラクターデザイン学科准教授)
ソフトウェアを評価する基準として「デザイン性」が挙げられ、特にスマートフォン普及により重要度は増しています。その一方で、ソフトウェアの実装とデザインはそれぞれ別々の専門家によって担当されることが多く、異なる活動と見られることが一般的です。加えて、デザインを重視することはコストに影響し、結果的に潤沢な予算がないプロジェクトでは重視されないこともあります。特に業務系ソフトではデザインよりも機能の実装の方が主となり、デザインが二の次になる傾向があります。本講演では、デザインの専門家ではないもののシステム構築に携わる方々が、より高いデザイン性を持つシステムを作るためにはどうすればいいのかということを提案します。デザインによってもたらされるメリットや、具体的にどこから始めれば良いのかなど、実用的な話題を提供します。Webシステムを中心に説明を行いますが、特定の環境やフレームワークを想定したものではなく、一般的なシステム開発を想定して解説を行います。
講演者略歴:1989年よりトレーナーとして活動。研修コースの開発や認定講師の指導育成などを行う。その後大学や専門学校にてグラフィックデザインや色彩学、プレゼンテーションに関する授業を担当すると同時に、『これからはじめる Illustrator&Photoshopの本』や『ゼロからわかる HTML&CSS超入門』(いずれも技術評論社刊)など、グラフィックアプリケーションやウェブデザインに関する書籍を多数執筆する。
INTER-Mediatorへようこそ(12:00-12:50)
飯島基文(飯島興産株式会社)
INTER-Mediator大勉強会へようこそ。このセッションでは、Webアプリケーション作成フレームワークのINTER-Mediatorを紹介を致します。動作の仕組みをはじめ、開発環境や開発方法、そしてテストサーバのセットアップついても解説致します。
サンプルファイルをみんなで触ってみよう(14:00-14:50)
今泉みゆき(フリーランス)
INTER-Mediatorには学習用のサンプルが用意されています。今はVMも用意され、比較的容易に使ってみることもできます。でも、そこから先、どうしたら良いのかが見通せない方もいらっしゃるのではないでしょうか? そこで、みなさんと一緒にサンプルにある住所録を顧客マスタへと変貌させていきます。
INTER-MediatorとFileMaker Cloudの未来(16:00-16:50)
松尾篤(株式会社エミック)
FileMaker Server 16ではRESTベースのFileMaker Data APIが試用版として新たに機能追加され、FileMaker純正のクラウドサービスであるFileMaker Cloudが今年日本でも利用できるようになりました。さまざまな動きが見られるFileMakerプラットフォームですが、国内で使用できるようになったばかりのFileMaker Cloudの現状を紹介しつつ、一般公開されている情報から将来的にFileMaker CloudでINTER-Mediatorを使うことができるのかどうかについて解説します。
IoT収集データをレンタルサーバー+INTER-Mediatorで公開する極意(17:00-17:50)
林伸夫
遠隔地に置いたセンサーデータをRaspberry Piで収集、ソラコムの携帯電話網を通じてさくらのレンタルサーバーに送り込み、INTER-Mediatorでどこからでも閲覧できるシステムを作るノウハウを解説します。
CSSフレームワークを利用して見栄えの良い画面レイアウトを作成(15:00-15:50)
鈴木健太郎(株式会社エミック)
INTER-Mediatorを始めてみたものの、思い通りの画面レイアウトが作成できない、統一されたデザインにできない、スマホに対応させたい、など画面レイアウトについてお悩みの方は多いのではないでしょうか。INTER-Mediatorのサンプルにある「一覧と詳細(Master/Detail)」に、CSSフレームワーク(Bootstrap)を適用して見栄えの良い画面レイアウトにしてみましょう。
参加についての情報
参加受付はPeatixのページで行っています。そちらでチケットを購入(無料)してください。土曜日に会場(国立情報学研究所)へご入場いただく際に会場入口での確認が必要なため、チケットご購入の際にはお名前と所属をご入力いただきます。当日の入場方法等は、イベント前日に参加者に直接メールでご案内します。
昼ごろから夕方までイベントを開催しますが、入退出については参加される方のご自由です。参加プランをご検討いただき、スケジュールに合わせてご来場ください。
なお、会場には無償で使用出来るWi-Fiは限定的にしか使えません。キャリア各社のアクセスポイントや、有償でのWi-Fi接続サービスのアクセスポイントはありますので、可能な限りそちらをご利用ください。
昨年の『INTER-Mediator《大》勉強会 2016』
案内はこちらをごらんください。
INTER-Mediatorとは?
データベースと連動したWebサイトを構築するためのフレームワーク「INTER-Mediator」は、HTMLへの属性指定と設定ファイルの作成だけで基本的な部分が作成できる手軽さを持ちます。次のような特徴があります。
- ページの仕上がりイメージをHTMLで作成し、データベースとの連動に関する設定をすることで、Webアプリケーションを作成できます。手続き的なプログラミング主体の開発手法ではないため、プログラマでない人でも開発やメンテナンスに関われます。
- たとえば、物品管理など、部署内で共有したい情報を管理するシステムを、手早く作り、データを蓄積し、日々、少しずつシステムを成長させるといった使い方も可能です。
- 簡単にシステム構築できるだけでなく、手続き的なプログラムを追加して、要求に応じた高度な仕組みも実装可能です。
- INTER-Mediatorを使うことで、HTMLの知識が中心の方でもWebアプリケーション開発を習得できます。プログラミングが可能な方なら素早くシステム構築ができます。FileMaker開発者の方は、Web公開部分を効率的に開発ができます。